あなたの「本音」を探す質問
相手がどう思うのか気になる心を「ほんのちょっぴり」減らすだけで、人と付き合うのが「かなりラク」になりますよ。
次のように、自分に尋ねてみてください。
■なぜ相手がどう思うか気になるの?
■どうして相手のしたいことを優先するの?
■子どもの頃は、親がどう思っているかを気にしていた?
子どもの頃からずっと相手優先で生きてきた人の場合は、「なぜ」「どうして」という質問に答えられないことがあります。
そんな時はもっと詳しく、次のように尋ねてみてください。
■嫌われたくないから?
■傷つきたくないから? それとも、傷つけたくないから?
■認めてほしいから? それとも、否定されるのが怖いから?
■受けとめてほしいから? それとも、離れていくのが怖いから?
……これらの質問の答えが、あなたが相手を気にしすぎてしまう理由です。
理由が見つかったら、次は「そこまで気にしなければいけないのか」について考えていきましょう。
次のように、自分に尋ねてみてください。
■その相手は、あなたの気持ちを叶えてくれそうな人?
■その相手は、あなたにとって大切な人?
■その相手に喜んでもらえると、あなたも嬉しい? それとも、嫌われたくないからやっている?
■その相手に認めて受け入れてもらうのは、あなたが我慢して耐えるより価値のあること?
なお「本音」を探す質問の答えというのは、時間や場所、体調によっても変わります。
誰かに怒られて落ち込んでいる時と、美味しいスイーツを食べてご機嫌の時とでは、頭に浮かぶ答えは違うものです。
自分への質問が大切なワケ
本音に正解・不正解はありません。
あなたが感じたものは、すべて「本物」です。
大切なのは、自分が納得できるかどうか。納得できないままだと、行動に移せませんから。
だからこそ、自分の出した答えに「そっか、そうなんだな」と納得できるまで何度か自分に尋ねてみてくださいね。
初対面の人に本音を話せないのと同じで、自分に対しても「すぐ本音が出ない」ことがあります。だからこそ1回限りではなく、何度か尋ねてみてください。
何度も同じ質問をしているうちに警戒がとけ、自分の考えもだんだんまとまり、自分の本音を感じやすくなりますよ。