就活生必見!メガバンク、地銀、生損保…複雑化する「金融業界」の採用動向Photo:Diamond

*本稿は、現在発売中の紙媒体(雑誌)「息子・娘を入れたい会社2023」の「親子で学ぶ注目業界完全ガイド」を転載したものです。

就活で欠かせない業界・企業研究。本誌では注目16業界の現状と課題、求められる人材像を分かりやすく解説していく。第3弾は、「進化する就職人気鉄板業界」として、「金融業界」を取り上げる。(ダイヤモンド社 ヴァーティカルメディア編集部 松野友美)

金融各社で
事業が高度化

金融業界は変革のただ中にある(下図参照)。


 もともと銀行は、お金を低金利で集め、それを顧客に高金利で貸す融資事業が中心だった。その金利差である利ざやが主な収益源だ。

 しかし、資金需要の低下やマイナス金利政策の影響で、今は昔よりも利ざやでもうけるのが難しい。

 そこで、メガバンクを筆頭に、「個人の資産を管理するウエルスマネジメントや、法人や個人に高度なコンサルティングを行う投資銀行業務に磨きをかけている」(資産運用会社ピクテ・ジャパンのシニア・フェロー、大槻奈那氏)。