メガバンクの採用は減少傾向
海外志向者は損保がおすすめ

 メガバンクは、店舗数の削減や事務作業の自動化などで、新卒採用数は減少傾向だ。それでも、金融サービスと情報技術を結び付けるフィンテック、DX(デジタルトランスフォーメーション)などに明るい人材では採用意欲が強い。

 一方で地銀は、地域密着の姿勢や採用数は大きく変わらず、取引先の課題を解決できる人を求める。

 生命保険会社の戦略は、従来通り保険契約を増やすことで、少額短期保険など新商品を増やしている。配属は狭き門にはなるが、集めた保険金を原資とした長期資産運用の業務は独自性が高い。

 海外志向者におすすめなのが、海外でのM&A(合併・買収)が活況な損害保険会社。他業種との連携も進む。

 金融は高収入企業が多く、かつては安定志向の学生に人気だったが、今後は対応力が求められる。