「頭の回転が速くなる」「誰でも脳の機能が向上しそう」「脳の老化防止に使える」「ゲーム感覚で小学生でも楽しめる」「たとえるなら、脳のストレッチ」「集中力や記憶力が伸びた」などの声が届いた、くり返し楽しんで使える『1分間瞬読ドリル』は、何歳からでも6つの力が飛躍的に伸びます。間違ってもOK。1分間で与えられた課題を見ていくだけで、「記憶力」「思考力」「判断力」「読解力」「集中力」「発想力」が抜群にあがります。
子どもには、これから必要とされる「考える力」や勉強脳が磨かれ、覚えに不安があるシニアはボケ防止に使える、そして、大人は脳機能を高めていくことができるのです。10歳から100歳まで、誰でも簡単に続けられる『1分間瞬読ドリル』で、脳をよくしていきましょう!(イラスト/しゅんぶん 初出:2022年3月11日)
絵を10秒見て、5つの質問に答えよう
これまでさまざまなドリルを通して、脳の力を鍛えてきました。その集大成ともいえるドリルを最後にやってみましょう。
まず10秒間、絵を見ます。そのあと、絵を見ないで、5つの質問に答えてください。1つの質問につき、答える時間は1秒です。合計15秒で1つの問題が終わることになります。
例題は、3人の人物がつり革につかまって立っています。質問で問われるのは、人物の立ち位置、持ち物、傘の所有人数など。10秒の中で、どれくらい情報を認識できるかがキモです。
絵を見ている時点ではどんな質問かがわからないので不安になるかもしれませんが、たった1秒で答えを出すトレーニングをここまでやってきたのですから、心配する必要はまったくありません。一瞬で情報を拾うこともかなりできるようになっているはずです。
ポイントは、これまでもやってきた通り、「全体をとらえ、イメージする」ことです。
1回目は、とりあえず1問だけでも答えられれば充分です。
2回目は2問、3回目はそれ以上を目指してみましょう。もちろん1回目から全問正解できればすばらしいですが、無理はしないこと。
やっていくうちに少しずつでも正解が増えれば、脳の力は確実に強化されています。
ここで得られるのは、何といっても、記憶力です。
物事は、意識をしないと記憶できません。意識して見るトレーニングを重ねるだけで、情報の収集量は増え、「覚えられない」「暗記が苦手」といった悩みが少なくなっていきます。
問題に答えるためには今まで培ってきた判断力、思考力、発想力、読解力、集中力を使います。つまり、脳がよくなるために必要な力のすべてが、このドリルで完璧に身につくというわけです。では、次ページの問題に挑戦しましょう!