暗号資産(仮想通貨)交換業大手FTXトレーディングの創業者サム・バンクマンフリード氏が先週、詐欺や共謀の疑いで逮捕されたことで、暗号資産スタートアップ企業に対するベンチャー投資はさらに冷え込む公算が大きい。だが一部の起業家や投資家によると、従来に比べ格段に厳しいチェックを受けるものの、投資は今も続いている。  「投資家からの質問は以前よりはるかに厳しい」。ブロックチェーン(分散型台帳技術)拡張技術を手がけるスタートアップ企業マター・ラブズのアレックス・グルチョウスキー最高経営責任者(CEO)はそう述べた。