「お金が貯まる人」がやらない7つのこと、“やめるだけ”でいい貯金法とは写真はイメージです Photo:PIXTA

今年も残りわずか。皆さんはどんな年だっただろう。年の初めに「今年こそがっちり貯めるぞ」と目標を立てた人もいただろうが、思惑通りに行っただろうか。2022年は、値上げに翻弄された人も多かったはずだ。それでも「来年こそは…!」と決意を固めた人へのお年玉として、「しない」だけでお金が残るようになる7つのポイントをお伝えしよう。(消費経済ジャーナリスト 松崎のり子)

ポイント1
「安いから」「安くなるから」という理由だけで買わない

 とにかくあらゆるものが値上げされた2022年。家計防衛のために1円でも安く買おうと考えるのが人情だ。もちろん、もともと必要な食品が安くなっているなら買うのは正しい。

 しかし、「安いから」「まとめて買うと割引になるから」との理由が先に立って、むやみに買い込むのは逆効果になることが多い。100円ショップがいい例だ。必要かどうかは二の次で、「これが100円なら買っておこう」「安いし、あれば使うし、まあいいか」と、どんどんカゴに詰め込んでしまう。結果、思わぬ金額に膨れ上がって会計でびっくり――とはよくある話。

「安いから」だけの理由で、さほど必要のないものを買い込むのは、節約のつもりが逆にムダ支出を増やしているだけだ。レジに進む前に、もう一度カゴの中身を見直した方がいい。