人間関係、親子問題、アダルトチルドレン専門のカウンセラーであるPoche(ポッシュ)さんの初めての本『あなたはもう、自分のために生きていい』には、「読んで心がラクになった」「救われた気がします」「自分だけじゃなかったことに安心できた」といった読者からの感謝と喜びの感想が次々と寄せられています。ここではそんなPoche(ポッシュ)さんに、「すべては自分のせい」と責め続けてきて傷ついてしまった心を軽くして、今ある生きづらさが少しでもラクになるヒントを教えてもらいます。
(※本稿は特別な書き下ろしです)
「痛み」「疲れ」には理由がある
痛みや疲れは
「この人苦手!」
「この場所に行きたくない……」
「もう限界」
というSOSサイン。
鳴り響く火災報知器を「うるさいから」と切ってしまうと
家が全焼してしまうのと同じで
SOSを無視し続けると心身が壊れてしまう。
すぐ疲れる自分を責めず
「それほど疲れているんだ」といたわっていい。
* * *
「頑張りすぎ」のサインかも
痛みや疲れは、つい頑張りすぎてしまうあなたに「限界だよ」「そろそろ休もうよ」と教えてくれるサインです。
でも、だからといって「痛みや疲れに感謝しましょう」「いいものなんですよ」とお伝えするつもりはありません。
痛みも疲れも、嫌ですよね。どこも痛くないほうがいいし、疲れを感じないほうが快適に決まっていますから。
痛い時には「痛いの嫌!!」と思っていいです。
疲れた時は「あー疲れた……」と思っていいです。
自分にかけてはいけない「回復を遅らせてしまう言葉」
その代わりに「なんで私は……」「みんなは頑張っているのに」と自分を責めることはやめておきましょう。
疲れている時に責められたら、回復するどころかますます落ち込んで回復が遅くなりますから。