おひとりさまの老後には、現役時代には見えにくい落とし穴がある! それも踏まえた、お金&老後対策は必須です。男性の3.5人に1人、女性は5.6人に1人が生涯未婚と、独身者は急増中ですが、税金や社会保険などの制度は結婚して子どもがいる人を中心に設計されており、知らずにいると独身者は損をする可能性も。独身者と家族持ちとでは、本来お金についても老後対策についても「気を付けるべきポイント」が違います。独身者がひとりで楽しく自由に生きていくためにやっておくといい50のことを税理士の板倉京氏が著した「ひとりで楽しく生きるためのお金大全」から、一部を抜粋して紹介します。
平日に1日休めば、まとめて見直しが済ませられる
以前の記事でもお伝えしたように、電気代や生命保険などの固定費、サブスクの会費などは、気になってはいてもなかなか見直す暇がない、という方が多いかと思います。特に、今の生活で特に節約の必要性を感じていない独身者の方は、仕事もプライベートも忙しく「わかっちゃいるけど面倒くさいからあと回し」になりがちです。
しかし、何度も言うように、固定費の見直しをしないのは、みすみすお金を捨てているようなもの。いくら、一生懸命お金を稼いでも、お風呂の栓がぬけて水が漏れているようなものです。
ですから、思い切って平日1日、お休みを取って「固定費の見直しをする日」を作ることをおすすめします。
企業の窓口は平日のみ、というところもありますので、土日にやるよりも、平日にまとめて問い合わせや手続きをするほうが効率的です。
見直すべき項目を確認し、料金比較や手続き等を、1日でやってしまえばあっという間。早ければ早いほどおトクです。1日休むだけで、効果は特大!思い立ったが吉日ですぐにやりましょう。
*本記事は、独身者向けのお金&老後対策を書いた、板倉京著「ひとりで楽しく生きるためのお金大全」から、抜粋・編集して構成しています。