年末年始などに久しぶりに親戚や知人に会って、そこの子どもがポケモン好きであることを知るケースがあまたあるようである。ポケモンにゆかりがない人でも、「ポケモンが好きな子を持つ親はポケモン関連のショップ『ポケモンセンター』に連れていってもらうことをせがまれる」「ポケモンのキャラ弁を要求される」「自由研究の題材がポケモン」などのエピソードを聞くうちに、「ポケモンってなんだかすごい人気ではないか」と思い始める。ポケモン好きの子どもを持つ家庭の実態や、ポケモンがここまで人気となっている理由などについて触れていきたい。(フリーライター 武藤弘樹)
毎週ポケセンに通う父娘
世界的に人気なポケモン
ポケモンは、世界で人気だ。海外では、日本語ができなくてもポケモンは大好きらしいという子どももいると聞く。筆者の知り合いに18歳くらいの知的なインド人の青年がいるが、彼もポケモンが好きらしく、話がポケモンに及ぶと「Pokemon!」と言って興奮し始める。
ポケモンの発信地となっている日本でも、当然ものすごい人気である。
ある知り合いの家庭では父と娘(小学校低学年)がポケモン好きであり、休日はポケモンセンター(通称「ポケセン」)に出かけるそうである。ポケモン関連グッズが売られているショップで全国各地にあるのだが、各種イベントも盛んに行われていて、ポケモン好きな人が行くととにかく楽しいらしい。そこで父娘はポケモンのカードパックを買って、2人で黙々と開封しているとのことである。
しかし、今更だが、ポケモンは何がそんなに面白いのか。