【ワシントン】米国の超党派議員グループが、外国企業による農地取得に対して監視を強化するよう、あらためて呼びかけている。米国では最近の中国企業による農地買収を巡り、懸念が深まっている。  今週中にも上下両院に法案が提出される予定で、その内容は米企業以外の農地購入者に対する監視を強化し、安全保障上の観点から対米投資を審査する対米外国投資委員会(CFIUS)の管轄対象に農業を含めるもの。  さらに、CFIUSのメンバーに農務長官を迎えるとともに、委員会の目的に米国の農業サプライチェーン(供給網)を外国の干渉から守ることを明確に盛り込むものだ。