米電子たばこ大手ジュール・ラブズが新しいパートナーを探している。昨秋に破産申請の瀬戸際に追い込まれたジュール・ラブズは現在、たばこ大手3社と身売りなどの交渉を行っている。協議はまだ初期段階で、ジュールは会社売却、戦略的投資、ライセンス供与や販売提携などを目指している。事情を知る複数の関係者が明らかにした。これらの関係者によると、ジュールの幹部らはここ数週間、フィリップ・モリス・インターナショナル、日本たばこ産業(JT)、アルトリア・グループの3社と個別に協議を行っている。交渉がすぐにまとまることはないとみられ、結果的に売却や提携に至らない可能性もあるという。ジュールの株式35%を保有するアルトリア・グループは昨年10月、ジュールの企業価値を10億ドルと評価していた。