米半導体大手インテルが26日発表した2022年10-12月期(第4四半期)決算は赤字だった。同社製半導体市場の低迷や競争激化が響いた。同時に発表した23年1-3月期(第1四半期)の見通しもさえない内容だった。半導体各社は、新型コロナウイルス禍のさなかの半導体不足から、景気後退が懸念される中での半導体過剰供給へという厳しい変化にさらされている。インテルはアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)などにシェアを奪われる状況にも立ち向かっている。売上高ベースで米半導体メーカー最大手の地位を維持しているインテルの10-12月期決算は、純損益が6億6400万ドルの赤字、売上高は32%減の140億ドル。ファクトセットがまとめたアナリスト予想は、純損益が2億7800万ドルの赤字、売上高が144億9000万ドルだった。
インテル、10-12月期は赤字 見通しも市場予想下回る
有料会員限定
あなたにおすすめ