パレスチナ自治政府は26日、ヨルダン川西岸にあるジェニン難民キャンプでイスラエル軍とパレスチナ武装組織が衝突し、パレスチナ人9人が死亡したことを受け、安全保障に関するイスラエル政府との協力関係を見直すと発表した。双方は武装組織への対応を巡ってヨルダン川西岸で緊密に連携してきたが、世論調査によると、パレスチナ市民はこの方針を支持していない。イスラエル治安当局者は、パレスチナ自治政府と協力していくことが地域の安定にとって不可欠だと述べている。パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス議長はこれまで、イスラエルと衝突した際に安全保障面での協力関係を絶つと繰り返し表明してきたが、常に言葉通りに行動してきたわけではない。イスラエル軍はこの件についてコメントを控えた。
パレスチナ、イスラエルとの協力見直し示唆 襲撃事件受け
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