米顧客関係管理(CRM)ソフトウエア大手セールスフォースは27日、新たに取締役3人を指名した。アクティビスト(物言う株主)として知られるヘッジファンド運営会社エリオット・マネジメントはセールスフォース株を大量に取得しており、両社の間で委任状争奪戦が始まる公算が高まっている。  セールスフォースは、クレジットカード大手マスターカードのサチン・メーラ最高財務責任者(CFO)、米投資会社バリューアクト・キャピタルのメイソン・モーフィット最高経営責任者(CEO)、米クルーズ船大手カーニバルの前社長兼CEOのアーノルド・ドナルド氏を独立取締役に指名した。就任は3月1日付となる。