誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』から生まれた『精神科医Tomyが教える 心の執着の手放し方』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれるvoicy「精神科医Tomy きょうのひとこと」の“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!

【精神科医が教える】気持ちが落ち込んだときの気分転換・ベスト1

オススメの気分転換・ベスト1

みなさんは気分転換にどんなことをしますか? アテクシの場合は、散歩。ポカポカ陽気にお日様を浴びながら、いろんな景色を眺めつつ、適度に足腰を動かす。これほど手軽に、心と体によい影響を与えてくれる気分転換はありません。

いつもとはちょっとルートをかえて、ひとつ裏道に入ってみると、知っているはずの地元でも、見える景色がぜんぜん違って新たな発見があります。「こんな小綺麗なアパートがあったんだ。ここに住んだら家賃はこれくらいで、インテリアはこんなふうにして、休みの日にはあそこでご飯を食べたりするんだろうな……」

こんなふうに、散歩しながら目にしたことから、いろんな発想や刺激を得る。嫌なことがあって頭がモヤモヤしたとき、そうやって歩きながら別のことを考えていると、いい気分転換になるわけです。

新たなことへのチャレンジを想像してみる

それとは別に、これまでやったことのない新しいことへのチャレンジもオススメです。寝る前にYouTubeで見よう見まねでヨガをやってみると、とても気分がスッキリして熟睡できるようになりましたし、近ごろはダンスを習ってみようかとも思案中です。

もともと、ジャズダンスに興味があるので、いっそのことやってみようかと思いはじめたんです。ダンススクールに週1通って、いずれは発表会みたいなところで披露したりして……やるかどうかわからないけれど、こんなふうにいろんなことを想像してみる。それで結局、通わなくても、それはそれでいいんです。

考えるだけでもワクワクして、いい気分転換になります。自分に制限を設けず、とりあえず飽きたり途中でやめたり、いつのにか忘れてしまってもいいや、と割り切って、新しいことに挑もうかと考えてみるんです。そのなかから実践することにつながれば、それはそれでいいですよね。

「できない理由」「やらない言い訳」はいらない

アテクシは、もともとブログを書いていていたのですが、その後、Twitterをやりはじめて、最近はYouTubeInstagramTikTokもはじめてみました。

未知の世界に一歩踏み込んでみれば、そこからちょっとずつやり方がわかってくるし、いろんなことを工夫するようにもなります。ワクワクするし、それ自体がいい気分転換にもなるんです。

「うまくいかなかったらどうしよう」「どうせ続かないだろうな」なんて自分に制限を設けるのは、もったいないです。まずは「やってみたらどうだろうな」とイメージして、ワクワク感を得るところからはじめてみましょう。それが、いい気分転換にもなるのですから。

本稿は『精神科医Tomyが教える 心の執着の手放し方』(ダイヤモンド社)の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。