誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』から生まれた『精神科医Tomyが教える 心の執着の手放し方』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれるvoicy「精神科医Tomy きょうのひとこと」の“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!

【精神科医が教える】幸せを失って後悔…過去の執着を断ち切るたった1つの方法

過去への執着をどう断ち切るか?

幸せを失ったことを後悔して、凹んだ気持ちを引きずってしまうことはありませんか? この悪循環を断ち切る方法は、たった1つしかありません。それは、新しい環境を探して飛び込んでみることです。

たとえば恋愛。いったん別れたあとに、よりを戻すこともありますが、一度ダメになったものは、ダメになった理由があるんです。だから、新しい出会いを選んだほうが、過去の後悔はきっぱり断ち切れます。

「やり直し」は執着につながる

恋愛に限らず、後悔には「間違えて選んだ」「ちょっと違ったな」という反省も含まれているはず。その反省点を改善して、もう1回やり直したらうまくいくかもしれないと思い込みがちですけど、それが執着につながるわけです。

過去への執着を切り離すには、新しい環境を見つけるしかないのです。こういうと、新しい環境が見つからなかったり、新しい環境に飛び込んでみて、うまくいかなかったらどうすればいいの? という質問が生まれます。

自分が求めるものは何か?

まずは、自分になにが必要かを考えることが大事。幸せな環境を失って後悔しているならば、その後悔のなかに、アナタが本当に求めているものがあるはず。先ほどの恋愛のたとえでいえば、安らぎだとか。

だから、まずは自分がなにを後悔して、執着してしまっているのかを自分で洗い出してみること。それをヒントに新しい環境を探してみるのです。そして、新しい環境に飛び込んでみたら、自然と気持ちは切り替わるはずです。

本稿は『精神科医Tomyが教える 心の執着の手放し方』(ダイヤモンド社)の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。