感動小説『精神科医Tomyが教える 心の荷物の手放し方』の著者が、voicy「精神科医Tomy きょうのひとこと」から、とっておきのアドバイス。心がスッと軽くなる“言葉の精神安定剤”で気分はスッキリ、今日がラクになる!

精神科医が教える執着を手放すシンプルな方法イラスト:カツヤマケイコ

幸せと管理の関係

きょうのひとことは、
「心のなかで管理しなくていいことを手放す」

「執着を手放す」というのは、アテクシの大切なテーマの1つになっています。

いろんな執着を手放すと心がラクになるということを首尾一貫していい続けているのです。

ただし、執着というのは、物事に強くひかれて、深く思い込んで、どうしても忘れられないことですから、それを手放すということは、ふつうは難しいことです。

でも、考え方を変えれば、そう難しいことでもなくなります。

そもそも執着を手放すということは、心のなかで管理することを「放棄する」と捉えればいいです。

「執着をわざわざ管理してしまっているから手放せないのだ」と考えるのです。

人は、なんでもかんでも引き受けてしまうと、管理する物事がすごく増えます。

「管理する」というのは、金銭の管理なども含まれますが、いろいろなネガティブな物事を気にしてしまうのも、ぜんぶ含めて「管理」なんです。

そのなかには本来、管理しなくてもいいこともあるわけです。

あなたが大好きなこと、あなたにとって大切なことは何でしょうか?

そのことだけを心のなかで管理するようにするのです。

管理するとは、「気にする」「行く末を見守る」「手を加える」ということです。

そして、その他の管理しないことは手放す。

こういうふうに考えれば、執着を手放すことが、すんなりと腹落ちすると思います。

いま、心のなかで管理してることで、どうしても必要なものだけに絞り込んでみましょう。

そして、その他の物事については、「考えなくていいんだ」と割り切りましょう。。

きょうのひとことは、
「心のなかで管理しなくていいことを手放す」
でした。

参考になったかしら?