イスラエルは28日、イラン中部イスファハンにある軍需工場をドローン(無人機)で攻撃した。米当局者や作戦内容に詳しい複数の関係者が明らかにした。米国とイスラエルはイランの核開発および軍事的野心を抑える新たな方法を模索している。イラン当局によると、小型のドローン3機が軍需工場への攻撃を試みたものの、防空システムで対応した。この工場は、弾道ミサイル開発に関わっているとして米国に制裁を科されたイラン宇宙研究センターの施設に隣接している。ドローン3機のうち1機は撃墜された。残りの2機は空中で爆発し、建物の屋根部分にわずかな被害が出たという。イスラエル軍はこの件についてコメントを控えた。イスラエルによるイランへの攻撃が明らかになるのは、ベンヤミン・ネタニヤフ首相が新たな極右政権を樹立してからは初めてとなる。