小学校受験のイメージ写真はイメージです Photo:PIXTA

小学校受験が激しさを増している。やる気スイッチグループの調査によると、2022年の受験者数は対20年比で1.4倍だ。しかし、受験といえども中学校受験・高校受験・大学受験の常識は一切通用しないことに注意が必要だ。特集『幼児教育・お受験のリアル』の#4では「小学校受験の志望校選びで絶対にやってはいけない3つのこと」について、大手幼児教室、チャイルド・アイズの葛西香氏が徹底解説する。

コロナ禍で小学校受験が40%増
「中学校受験→小学校受験への前倒し」も増加

 2020年のコロナ禍以降、小学校受験が激変したことをご存じですか?

 コロナ禍によってステイホームやリモート生活が当たり前になりました。この影響で私たち教育業界では小学校受験を控えるご家庭が増加するのではないかと予想していましたが、実はステイホームが最初に解禁となった6月になると、やる気スイッチグループでは小学校受験に関する問い合わせが急増しました。

 もともとは中学校受験を想定していたご家庭が、時期を前倒しにして小学校受験に踏み切るケースも増えています

 近年首都圏では、90%近くのご家庭が中学受験に臨んでいます。幼児を持つ30~40代の両親の共働き率は高く、母親の就労率は約80%。ご家庭の確固たる収入があり、子どもに高い学歴を身につけさせたいと、公立中学校への進学から中学校受験にシフトしていくご家庭が増加しました。

 次ページでは、ライバルが増加し激しさを増す小学校受験の「志望校選びに潜む落とし穴」について解説する。葛西氏が実際に目にした、親が間違えやすい「落とし穴3パターン」とは?