2月18日、ミュンヘン安全保障会議に出席した王毅・中央外事工作委員会弁公室主任2月18日、ミュンヘン安全保障会議に出席した王毅・中央外事工作委員会弁公室主任 Photo:Johannes Simon/gettyimages

習近平3期目外交の体現者として
王毅がミュンヘン安全保障会議に出席

 2月17日~19日、ドイツでミュンヘン安全保障会議が開催された。1962年から毎年開催されている会議である。防衛省の説明によれば、欧米における安全保障会議の中で最も権威ある民間主催の国際会議の一つであり、欧州主要国の閣僚をはじめ、世界各国の首脳や閣僚、国会議員、国際機関主要幹部が参加し、欧州のみならず、各地域およびグローバルな安全保障問題について幅広い議論がなされる。

 中国からは、昨年10月の第20回共産党大会で楊潔チの後を継いで中央政治局委員(トップ24)に昇格した王毅・中央外事工作委員会弁公室主任が出席し、基調講演を発表した。