ジョー・バイデン米大統領が20日、ウクライナの首都キーウを予告なしに訪問した。ロシアによるウクライナ侵攻から丸1年となる直前のタイミングで、同国のウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談した。バイデン氏はゼレンスキー氏との共同声明で、戦争が2年目に突入しようとする中でウクライナの抵抗力の強さに言及し、国際社会が当初はキーウが短期間で陥落すると懸念していたと指摘。2022年2月24日の侵攻から「1年がたってもキーウは倒れていない。そしてウクライナも民主主義も倒れていない」と述べた。バイデン氏はウクライナへの5億ドル(約670億円)の追加支援も伝えた。詳細は今後発表とするとしたが、支援には砲弾や対戦車ミサイル「ジャベリン」、りゅう弾砲などの軍事支援が含まれるという。