米メタ・プラットフォームズが数億個のたんぱく質の構造を予想する新たなツールを発表した。これは米アルファベットの子会社で数年前に始まった計算生物学の飛躍的進歩の最新例でもある。一部の研究者らは、新たな人工知能(AI)システムによって生命科学の中でも特に医薬品開発が進むとみている。米アルファベット傘下でロンドンに拠点を置くディープマインド・テクノロジーズは、AIを利用し、50年にわたって研究者らを悩ませてきたたんぱく質の3次元構造に関する問題を初めて解決。AIはより高額でスピードも遅い実験室向け技術の代替として利用された。このたんぱく質の3次元構造は医薬品やワクチンの開発、また気候変動の研究などに欠かせないものとなっている。
AIと生物学の融合進む メタの研究者ら
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