どの職場にも、必ずといっていいほど「嫌な人」はいる。嫌味な上司、理屈っぽい反抗的な後輩、陰口をいう同僚――。弁護士の後藤千絵氏の著書『職場の嫌な人から自分を守る言葉の護身術』からの一部抜粋で、どんな職場にもいる、7つのタイプの「嫌な人」を紹介。それぞれへの対応策をレクチャーしていく。
ミスを指摘しても
言い訳して自分を正当化
前回は、「職場の嫌な人」を分類した7つのタイプについて説明しました。今回からは、各タイプそれぞれの特徴と対策を毎回解説していきます。まず最初に紹介するのが、悪いのは他人のせいと考える「自己正当化」タイプです。
「悪いのは他人のせい」――。職場でこの「自己正当化」タイプに一度も出会ったことのない人は、相当運がいいと思います。それくらい、どこの職場にも必ず1人はいるタイプです。
たとえば、営業社員のスケジュールを管理している担当者が、部内のスケジュール表に入力ミスをしてしまい、顧客のダブルブッキングが発生したとします。この担当者が「自己正当化」タイプだった場合、ミスを認めさせるのは至難の業。