思考がストップしない自由な発想をするには?

 会社員時代の私もそうでしたが、

「そんなこと言っても、そう簡単に自由な発想なんて簡単に生まれませんよ」

 と思われるかもしれません。

 そこで、私がマーケティング講座でいつもお話しする「発想術」のコツを2点あげさせていただきます。

 ひとつは、時間があるときにちょっとしたトレーニングをやってみることです。まずは身の周りにあるいちご大福のような「新結合」を探してみるのです。たとえば、「ひつまぶし」もうな丼とお茶漬けを合体させたものです。難しく考えずに気楽にやることがコツです。

 もう一つは、固定観念をはずすために自分が気づかないことを教えてくれる「鏡のような人」に聞いてみることです。

 自分の頭の中にある「考えていること」を自分で見ることはできません。これと同じで、鏡で自分のヘアスタイルを見てみるように、その人が気づいたことを教えてもらえばいいのです。

 この時のコツは、「同じ価値観を持っている、自分とタイプの違う人」に鏡になってもらうことです。私の場合でいえば、私自身が男性で筋道を立てて考える左脳派タイプのコンサルタントなので、「感性豊かな右脳タイプの同じ女性起業家」といった具合です。

 価値観は同じなので、大きく外れることもなく、でも自分の視点とは異なる考え方で、自分では気がつかないようなアドバイスがもらえます。

 このように、シンプルな方法を使って、自由な発想をすることで、ヒット商品が生まれてくる可能性が広がります。

 次回は、お客様と継続的で良好な関係を構築するために欠かせない「ブランド・マネジメント」について解説いたします。
 

 つづく

(次回は2月25日更新予定です)


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