新人配属で試される「上司力」、部下の中で大事に育てたい“二つの心”とは写真はイメージです Photo:PIXTA

上司力がある人は
部下の“二つの心”を育てている

 今年も研修を終えた新入社員、異動や中途採用によってその職場では“新人”となる社員が配属される季節になりました。そのような新人を部下に持った上司が心がけるべきことは、新人が“二つの心” を養うための環境づくりです。具体的には、「自尊心」と「自負心」を指します。その二つがあるとエネルギーが出て、自発的に動こうとするのです。

小宮一慶・小宮コンサルタンツ代表小宮一慶
小宮コンサルタンツ代表

 心理学的に言うと、「自尊心」とは、自分はかけがえのない存在だと思う気持ちのこと。

 例えば、世の中には親に愛されない不幸な子どもがいて、親から毎日のように、「あんたなんか、いなけりゃいいのに」と生まれてきたこと自体を否定するような言葉を投げかけられていると、自尊心が芽生えなかったり、低いままだったりする可能性があります。

 これは大人でも同じで、職場で(ハラスメントに抵触するような言動や差別は論外ですが)邪魔者扱いされると自尊心が傷ついてしまいます。