
昇進に値する人材の
見極めポイントは「3つ」ある
3月は多くの企業で次年度に向けて、昇進や異動などの人事に関する最終調整が行われる時期です。上司にとって、誰を管理職に昇進させるかはとても頭を悩ます問題です。

小宮コンサルタンツ代表
昇進対象となる部下は、プレーヤーとして十分なパフォーマンスを出していることが前提ですが、一人ならパフォーマンスを出せるけれど、仲間と力を合わせた仕事は苦手だという人がいます。部下を使えない人もいます。そんな人を管理職にすると、本人ばかりか部下のパフォーマンスまで出なくなります。管理職としての資質の見極めは容易ではありません。
実は、管理職に値する資質を見極める方法は3つあります。まずは中間管理職のケースから見ていきましょう。
一つは、その人が普段からチーム全体に対する目配り、気配り、行動ができているかどうか、For the company, For the team(個人プレーよりもチームプレー)を意識して仕事をしているかどうかを見ることです。