米国内からハワイ州ホノルル、フロリダ州タンパ、独フランクフルトに向かう飛行機がここ数カ月、激しい乱気流に見舞われ、乗客や乗務員が負傷して病院に運ばれる事態が発生した。そのルフトハンザ航空のドイツ行きの便には、米俳優のマシュー・マコノヒーさんが搭乗していた。マコノヒーさんは最近ポッドキャストのインタビューで、赤ワインのグラスが宙に浮き、床に落ちて割れたのを目にしたと語った。入院せずに済んだが「ものすごく怖かった」と話し、「完全な制御不能」状態だったと述べた。パイロットや気象学者は、飛行中の乱高下は珍しいことではないと話す。米連邦航空局(FAA)は、ルフトハンザ航空の件ついてまだ調査中だ。しかし、気候変動によってジェット気流にゆがみが生じており、将来は「晴天乱気流」と呼ばれる重度の乱気流がさらに起こりやすくなる可能性がある、と気象学者は指摘する。
飛行中の激しい乱気流、遭遇頻度が増加 なぜ?
気候変動による高高度の気温パターンの変化が影響
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