「白と青、それぞれ、どこがいいと思ったの?」

です。
 過去の私のように「白がいい」と素直に答えたときの妻とのやりとりは、こうでした。

「この青の服と、白の服、どっちがいいと思う?」
「そうだねー白がいいんじゃない?」
「そっかー……んー……」

「どっちも似合ってるよ!」と答えた場合はどうでしょう。

「この青の服と、白の服、どっちがいいと思う?」
「どっちも似合ってるよ!」
「う、うん。ありがとう……

そして、「白と青、それぞれ、どこがいいと思ったの?」と答えた場合、はこうでした。

「この青の服と、白の服、どっちがいいと思う?」
「白と青、それぞれ、どこがいいと思ったの?」
「こっちの青いほうはデザインが好きなのだけど、そっちの白いほうが今度行く旅行先には合ってるかと思って……。」
「率直に言って、どっちがいいと思ってるの?」
「青いほうが好きだけど……。」
「今度行く場所なら、青でも良いと思うし、いろいろな場所で青は使いやすいと思うよ。」
「そっかーありがとう!」

あるとき、なぜ「好きな色」を素直に答えたら不機嫌になったのか、妻に聞いてみました。

答えは「私のことちゃんと考えてくれてない気がしたから」でした。

プライベートでも、同じなのです。友人関係でも、恋人関係でも、
“この人、私のことちゃんと考えてくれている”
という心情になったとき、また話したいと思うはずです。

コンサルで身につけたコミュニケーション能力(社会的知性)が、プライベートにも活きると感じた瞬間でした。

ちなみに、「この青の服と、白の服、どっちがいいと思う?」に対して、一番ダメなのは、