【ひろゆきが教える】「クソどうでもいい仕事」を「意味ある仕事」に変える方法ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

SNSの総フォロワー数は300万人を超え、YouTube動画の月間再生数は3億回を超えるなど、現在、日本中で大ブレイク中のひろゆき氏。
彼の代表作『1%の努力』では、「考え方の根っこ」を深く掘り下げ、人生の原点をマジメに語っている。
この記事では、ひろゆき氏にさらに気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)

「またルーティンワークか…」

 あなたは、お盆休み中に、仕事のことを考えますか?

 休みの日くらいは、考えないようにしたいものです。

 ただ、あなたの今の仕事が「クソどうでもいい仕事」が多いとしたら、たぶん休み明けが億劫でしょうね。

「またあの書類を作らないといけないのか……」

「ルーティンワークに戻るのか……」

 そう思っているのなら、少し考え方や取り組み方を変えたほうがいいと思うので、それについて述べてみましょう。

たった1つの視点とは?

 僕自身、いくつか退屈であろうアルバイトをこなしてきました。

 今も、書類関係の仕事なんかは正直、億劫です。

 でも、1つの方法で乗り切りました。それは、「これ、どういう仕組みなんだろう?」という目線です。

 コンビニで働いていたとしましょう。

 何も考えずに過ごしていると、レジ応対と商品陳列の繰り返しです。

 でも、「どういう仕組みなんだろう?」と考えると、いろいろな視点が見えてきます。

「何人で回せるんだろう?」

「人件費はいくらなんだろう?」

「商品はどういうサイクルで入ってくるんだろう?」

「お弁当の廃棄にいくら使っているんだろう?」

 というように、コンビニを経営する立場として考えてみるのです。

脳内で「経営」してみよう

 これは、ゲームをしているような感覚と同じです。

「シムシティ」のような街づくりゲームや、経営シミュレーションゲームがあると思います。

 それって、実際に経営することとほとんど変わらないんですよね。

 店長や本部の部長のような偉い立場の人に、「これって、どういう仕組みですか?」と聞くのもありだと思います。

 そして、頭の中で経営できるようになる。その状態になるのを目指すのであれば、目の前の「クソどうでもいい仕事」もラクになると思います。

 いつか、きっと「この仕事をまとめて誰かに任せれば、もっと組織が回るはず」などと、アイデアが出てくるかもしれません。

ひろゆき
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。著書に、45万部を突破したベストセラー『1%の努力』(ダイヤモンド社)がある。