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【精神科医が教える】他人の意見を否定してくる人の本性Photo: Adobe Stock

意見を否定してくる人

仕事でもプライベートでも、なにか言うと、アナタの意見を否定してくる人っていませんか? 

そもそも人の意見に正しいも、正しくないもないんです。単にその人が、そう思っていることなのですから。

何らかの客観的数値が違っているというのであればまだしも、自分が思っているということは、誰にも否定できないものです。

相手を否定する必要はない

自分はこう思う。でも、相手は違うふうに思う。そんなとき「アナタの考え方はおかしい」なんて否定する必要はないんです。

たとえ議論するとしても、相手の意見を否定する必要はありません。それなのに、実際には否定する人がいますよね。

相手に否定されるとちょっと落ち込んだり嫌な思いをしたり、「自分は間違っているんじゃないか」なんていろいろ考えます。

でも、そもそも意見を否定してくる人がおかしいんです。あくまで相手の意見を否定する必要はないのですから。

意見を否定する人のメリット?

他人の意見を否定してくる人は、何らかのメリットがあるから、否定してくるんですね。意図的にポジショントークをしてくる人もいれば、マウンティングしてくる人もいます。

また、アナタの意見に嫉妬して否定する人もいれば、単にそのとき不機嫌だから、ストレスを発散するかのように否定してくる人もいるでしょう。

いずれにせよ、アナタの意見が間違っているわけではないのです。

だから、否定された時点で、「この人はこういう人なんだな」と思って、参考になる部分があれば、そこだけは受け入れて、その他は全部聞き流してしまいましょう。

別のアイデアを授ける

どういうふうなことを受け入れればいいかというと、それはアナタに対しての何らかの提案です。

「こういうふうにしたらいいんじゃないか」と、アナタにもっと良くなってほしいっと思って言ってくれている別のアイデアです。

アナタが逆の立場だったら、相手を否定するのではなく、相手がより良くなるためのアイデアを授けるようにしてください。

恩着せがましい前置きに要注意

しかし、1つ注意しなければならないのは、「アナタのためを思って言うんだけど」と前置きして否定してくるパターンです。

アナタのためを思って、と言われたら、どんなひどいことを言われても、なかなか反論できません。

アナタのことを本当に思っている人は、そんな恩着せがましい前置きをしてこないはず。そんな前置きをしなくても伝わるはずなのですから。

そういう人がいたら、どうぞ聞き流してください。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。