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鉄道各社はインバウンド需要を追い風に、業績が絶好調だ。2026年3月期の収益見通しは上方修正ラッシュとなっている。今回はJR東海、JR東日本、JR西日本、東急を取り上げる。4社の中で世代間の「年収格差」はどうなっているのか。特集『5世代格差の残酷!主要100社26年版「20年間年収推移」氷河期、バブル…どの世代が損をした?』(全39回)の#6では、過去20年間の推移を10年刻みにして、5世代別の平均年収と主要100社内のランクを独自試算した。その結果、4社そろって若手世代が「勝ち組」だったことが判明。一方で、割を食った「負け組世代」については、1社だけ異なる傾向が出た。(ダイヤモンド編集部編集委員 清水理裕)
インバウンド需要で業績は絶好調
上方修正ラッシュの鉄道各社
インバウンド(訪日外国人客)需要の拡大を背景に鉄道各社の業績は絶好調だ。東海旅客鉄道(JR東海)は東海道新幹線の利用が想定以上に伸び、2026年3月期の純利益見通しを10%増の5020億円に上方修正した。これで2年連続、過去最高の更新となる。
西日本旅客鉄道(JR西日本)も大阪・関西万博効果があり、純利益は2期連続で過去最高を更新する見込みだ。東日本旅客鉄道(JR東日本)も昨年10月に、純利益予想を前期比5.7%増の2370億円に上方修正している。私鉄の東急もインバウンドの増加で鉄道やホテルの収益が増え、純利益予想を40億円上振れさせた。
今回はそんな好決算に沸くJR東海、JR東日本、JR西日本、東急の鉄道4社を取り上げる。4社それぞれで、年齢別に長期で年収を比べた場合、団塊・バブル期・就職氷河期・ゆとり世代のうち、どの世代が恵まれていたのか?ダイヤモンド編集部は、過去20年間を10年刻みにして、「5世代の年収」と「主要100社内の年収ランク」の推移を独自に試算した。
対象としたのは、2000年代から現在までの、20~50代の現役世代から、60代と70代のOB世代まで。「それぞれの世代はこの20年で給料を幾らもらっていたのか」「その会社の中ではどの世代が得をしたのか」「日本の主要企業100社の中で、年収序列は高かったのか」。これらを徹底検証し、47項目のデータとして残酷なまでの格差をあぶり出した。
試算の結果、4社とも若手世代が「勝ち組」だったことが判明したが、「負け組」の顔触れには明確な違いが出た。次ページで確認しよう。







