人口減少が進み、日本人が奪われるものとは?
「人口減少」の不安をあおるニュースが続いている。
リクルートワークス研究所の予測によれば、日本がほとんど経済成長をしない場合、労働力の供給は下がりつづけ、2040年には需要全体のおよそ16%にあたる1100万人分の労働力が不足するという。これは今、近畿地方の就業者数に匹敵する数だという。つまり、あと17年もすると、近畿地方で働く労働者がすべて消滅してしまうというわけだ。
「そこはロボットやChatGPTの出番だろ」と言う人もいるだろうが、あとわずか17年で医療・介護という人の命を扱う仕事や、道路や水道などインフラの保守点検が完全にそっちに切り替わるとはさすがに考えにくい。
専門家の中には、このままいけば、医療や介護が受けられなくなったりする人や、地方の道路や穴だらけで、ゴーストタウン化するようなところもでてくるのではないかなんて悲観的な見方もある。
このまま「人口減少」が進むと、日本人はある”自由”が奪われるのではないかと筆者は考えている。