米スタンフォード大学からハイテク分野に進んだ卒業生の給与は、他大学から同分野に進んだ卒業生よりも高い。雇用動向を調査する非営利団体バーニング・グラス研究所がまとめた新たなランキングで明らかになった。公立大学部門ではカリフォルニア大学バークレー校が1位となった。このランキングの目的は、「職業選択と勤続年数が同じであれば、学部卒業生の出身校が給与にどのような影響を与えるのか」という疑問に答えることにある。バーニング・グラスによると、スタンフォード大の卒業生の年収は、10年超にわたってハイテク分野で働く学士号取得者の中央値を平均で約4万6000ドル(約630万円)上回った。バーニング・グラスは労働市場データ会社「ライトキャスト」と企業評価サイト「グラスドア」から得た経験・給与に関するデータを分析し、大学卒業後10年間で得られる平均給与を算出した。その10年間の平均年収の中央値は10万5169ドルだった。