誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる。Voicy精神科医Tomyきょうのひとことの“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!

【精神科医が教える】<br />頭のいい人が「開運」のためにやっていること・ベスト1Photo: Adobe Stock

運を引き寄せる

運を良くしたいと思う人は多いでしょう。運というものは、「運を天に任せる」ともいわれるように、一般的に自分の努力や意思では、どうしようもできないこととされています。

しかし、正しい認識のもとに、正しい努力を積み重ねれば、運は開けてくると思うんです。逆に正しい認識をせず、正しい努力を積み重ねないと、運は巡ってこないということです。

うまくいかないことを運のせいにして、うまくいってる人は運がいいからだと妬む。そうして物事が好転しないまま、時が進んでいくというのは、ありがちなパターンです。

正しい認識と努力を見定める

では、どうしたら正しい認識、正しさ努力を積み重ねられるのでしょうか?

たとえば、アナタが「お金持ちになりたい」と思ったとします。金運を呼び込む長財布やパワーストーンなんかを買う人もいますが、それだけなら出費をするだけで、お金持ちには近づけません。

お金持ちになるためには、自分に何ができて、どう努力を積み重ねたらいいかを考えなくてはいけません。

お金持ちになるために宝くじを買う?

たとえば、月々の収入から生活費として必要なぶんを除いた余裕資金を給料天引きで積立投資に回すとか、余裕資金を増やすためにキャリアスマホから格安スマホに代えるだけでも月々数千円は節約できるはずです。

そうしたお金持ちに近づくための認識と努力をせず、高価な開運グッズを買ったり、宝くじを買ったりするのは、やはりズレています。

ちなみに宝くじ公式サイトによると、当せん金の還元率は46.2%と半分以下(2021年)。あとの14.9%は印刷経費や手数料などの経費、37.5%は公共事業など、1.4%は社会貢献広報費として使われています。

その行動、ズレていないか?

宝くじを買うなとはいいませんが、理屈からいって儲かるはずがないと考えるのが合理的です。夢を買うくらいのつもりならいいのですが、お金を得るための方法としてはズレているでしょう。

どうしたら運が巡ってくるかという視点に立ったとき、まずは自分の望みと行動にズレがないかを客観的に分析してみることが大事です。

言われてみれば当たり前のようなことでも、ズレた行動をしていることに当の本人は気づいていないということが、よくあるのです。

神様は見てくれている

運を良くしたいと思うのなら、自分の現状を分析して、どうしたら改善できるかを考え、正しい認識と正しい努力を積み重ねる。

そうすることで初めて「運を天に任せる」という境地に至るのはよいでしょう。

そういう人のことは神様がちゃんと見ていて、順番に運が巡ってくるようにしてくれるはずです。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。