広島サミット開催を前に、広島市内には続々と各都道府県警から応援の警察関係車両が集まり、各国の要人警護に向け、緊張感が日ごと高まっている広島サミット開催を前に、広島には続々と各都道府県警から応援の警察関係車両が集まり、各国の要人警護に向け、緊張感が日ごと高まっている(写真は厳島神社周辺で警備する警察官) Photo:JIJI

G7サミットを待ち受ける
さまざまな脅威

 5月19日から先進7カ国首脳会議(G7サミット)が開催される。

 開催を前に、広島市内には続々と各都道府県警から応援の警察関係車両が集まり、各国の要人警護に向け、緊張感が日ごと高まっている。

 G7などの主要会議においては、さまざまな脅威が存在するが、その最たる例はテロであろう。

 昨今の国内事件を振り返ってみても、安倍晋三元首相狙撃事件、岸田文雄首相襲撃事件は衝撃的であり、国際社会においてもセンセーショナルに報道された。日本としては威信をかけて安全かつ静穏・平和にサミットを成功させたいのは当然だ。

 サミットへの脅威として、警察庁は以下を示している。

・テロ
・サイバー攻撃
・諜報活動
・極左や右翼、一部の団体・活動家による過激な抗議活動

 警察庁としては、特にドローンを使ったテロや特定組織に属さず単独テロを実行する「ローンオフェンダー」への警戒を強めている。