首相演説時に
再び起きた爆発事件
4月15日午前11時30分頃、和歌山県和歌山市の漁港で、岸田文雄首相が演説しようとした直前に、同会場内において若い男(木村隆二容疑者)が円筒状のものを投げ、大きな破裂音とともに白煙が上がった。
木村容疑者は周囲にいた地元漁師の方の危険を顧みない極めて勇敢な行動により取り押さえられ、警戒していた警察官とともに確保、木村容疑者は威力業務妨害の疑いで現行犯逮捕された(テロの実行者の中には、爆発物を体に巻き付けている場合もあるため、十分な注意が必要であったことには留意願いたい)。
NHKの報道によれば、演説会場にいた女性は「銀色の筒が投げ込まれた。それが光って、少したったら大きな音がした。悲鳴が聞こえて、SPにその場から離れるように指示された」と話をしていたという。
会場に集まった人の中にけが人は出たものの、大きな被害はなかった。
これまでの報道によれば、犯人の思想・政治的信条に偏りはないとのことであり、詳しい動機は明らかになっていないが、安倍晋三元首相が亡くなった山上徹也被告の事件から着想を得て、模倣し実行したのだろう。