テレルジ国立公園でゲル宿泊
ふたつめはテレルジ国立公園の1泊2日ツアー。ウランバートルから北東へ約50kmに位置するテレルジ国立公園は、都心から最も近く気軽に足を延ばせるリゾートとして外国人だけでなくモンゴル人にも人気のエリアです。
今回はゲル宿泊やモンゴル伝統衣装(デール)着用、乗馬を行いたかったためそれらがパックになったツアーに申し込みましたが、バスを利用したり、車をチャーターしたりして向かうことも可能です。
利用したツアー会社は“Lets Travel”で、運転手と日本語が話せるモンゴル人のツアーガイドが同行します。基本的なスケジュールは以下のとおりです。
ホテルピックアップ(9:00~)
テレルジ国立公園到着
テレルジのランドマーク、亀岩を見学
アリヤバル寺院を見学
テレルジのキャンプレストランにて昼食
遊牧民のゲル訪問
乗馬(約1時間)
伝統衣装デールの試着
キャンプ内レストランにて夕食
ゲルキャンプ泊
キャンプにて朝食ビュッフェ
車にてウランバートルへ
道中、チンギス・ハーン騎馬像見学
ホテルで解散(~14:00)
こちらもツアー申込時に宿泊ホテルを連絡しておくと、ホテルロビーまでガイドの方が迎えにきてくれます。
テレルジ国立公園へは約2時間。向かう道中、ツアーガイドの方からおもしろい話をたくさん聞くことができました。なかでもおもしろかったのは「遊牧生活では、常に移動して暮らすので隣人と仲よくなる必要がない。だからモンゴル人は自分の都合で生活しており、マイペース」というもの。もちろんガイドの方個人の意見という部分もありますが、実際滞在中にそのような印象を受けることがあり、モンゴルの人々の気風を知ることができるとても楽しい時間でした。
国立公園到着後は、約15mの花崗岩でできた巨石「亀石」や、色づかいが美しいチベット仏教「アリヤバル寺院」を見学し、その歴史や逸話を色々と聞くことができました。
昼食と夕食は宿泊施設「テレルジ・ロッジ・ゲル・キャンプ」の中にあるレストランにて。生野菜のサラダやスープ、チキンソテーやマトンステーキなどのコースです。別料金ですが、モンゴルビールやワインも飲むことができます。ツアー申込時期によって宿泊施設やレストラン、レストランのメニューは変わりますので、苦手な食べ物がある方はツアー申込時に申し伝えておくとよいでしょう。
昼食後には、遊牧民のゲル訪問、乗馬(約1時間)、伝統衣装デールの試着の3つの体験が行えます。
※夏季は、この3つに加え乳製品作り、乳しぼりも体験できます。
乗馬
乗馬はテレルジ国立公園内の乗馬施設で行います。ここで乗ることができる馬は野生に近く小柄。乗馬に慣れていなくても、乗り方や手綱の扱い方をていねいに教えてもらえるので安心です。
乗馬は1時間程度。国立公園内の美しい岩肌などの景色を見ながらゆっくりとした時間が楽しめました。