就職してみたけれども、自分の希望通りの職種ではなかった、自分には向かない仕事に配属された――。転職が当たり前と言われている時代でも、若いうちにすぐに転職を決意するのは勇気が必要です。また未経験だから無理だと尻込みしてしまったり、就職してすぐにやめてしまうのは転職する際に不利に働くと思い込んだりするケースもありますが、これらは誤解であるとキャリアカウンセラーの中谷充宏さんは言います。約20年間、1万人以上の就職・転職活動を支援してきた中谷さんの著作『20代~30代前半のための 転職「面接」受かる答え方』(秀和システム刊)から、転職に関する若手の3大誤解を抜粋して紹介します。
ランクアップ転職のために
いまや20代から30代前半の人にとって、転職は当然です。
転職の採用選考プロセスの中で、最も重要なのは、やはり「面接」です。
特に若手の場合、ポテンシャル重視の側面もあり、職務経歴書の内容でキャリアを見定めるのではなく、「まずは会ってみて人となりを知りたい」と考えている採用人事も多いのです。
そのため、面接に進める確率が、ミドル世代よりも高いと言えます。
面接に呼ばれるということは、採用される可能性があるということです。書類に記載された内容でNGなら、忙しい採用人事がわざわざ呼ぶことはありません。
つまり、面接とは、内定まであと一歩まで来ている証であり、チャンスなのです。
ただし、多くの人が誤解をしています。特に次の「3大誤解」に要注意です。