誰もが学生時代に英単語をたくさん暗記した経験があるだろう。しかし「たくさん覚えても、全く話せるようにならなかった」と答える人が大多数だ。そんな英語学習者から「最短で英語の表現力をつけるならこれ」「会話で使える用例が半端なく多い」と絶賛の声を集める本がある。『話す力が身につく5分間英単語』だ。1トピック5分の英単語トレーニングで、実践的なスピーキング力やリスニング力を向上させることができる。著者は、英字新聞編集長を10年以上務める高橋敏之氏。一般的な英単語集には記載されていない「ニュアンス」や「実際の使われ方」を丁寧に解説した。本稿では本書から特別に一部を抜粋して紹介する。
たくさん暗記しても、話せるようにならないのはナゼ?
「ボキャブラリー学習とは何か?」と聞かれれば、多くの人は「単語をたくさん覚えることだ」と答えるでしょうが、そもそも「覚える」の基準とは何でしょうか? 英単語の意味を暗記することですか?
実は、日本語訳を知っている単語をただ増やすだけでは、英語力は思ったほど伸びないのです。
大事なのは、その単語を使いこなす力。
そこまで身につけて初めて、その単語を「覚えた」と言えるのです。
『5分間英単語』のエクササイズに挑戦
次の日本文を英語にしよう。
[1]
息子は微熱がある。
[2]
私のために場所を空けてください。
[3]
この写真では、私は実際より太って見える。
正解はこちら
[1]
My son has a slight fever.
息子は微熱がある。
(この例文の解説記事:「おかけになってください」英語でどういう?)
[2]
Please make room for me.
私のために場所を空けてください。
(この例文の解説記事:「場所を空けてください」英語でどういう?)
[3]
This photo makes me look fatter than I really am.
この写真では、私は実際より太って見える。
(この例文の解説記事:「手短に話すと」を英語でどう言う?)
(本稿は『5分間英単語』から抜粋・編集したものです。)