1つの解答例をお示しすると、He received treatment for skin cancer last year. のように表現することができます(動詞はgotやunderwentなどでもOK)。
このように、単語は単体で覚えるのではなく、「どんな語と結びついて使うことが多いのか」といった単語同士のリンクも含めて頭に入れるようにしましょう(専門的には「コロケーション」と呼ばれます)。
今回扱ったtreatmentに関しては、〈receive + treatment + for ~〉の形で押さえておけば、forの後に病気やけがを意味する語をつなげるだけで、すぐに文章の形で発話することができます。
英語がスラスラ出てくる人は、間違いなくこうした単語同士のリンクに強いですよ。
「単語のリンク」の知識はどう身につけるのか?
それでは、どうしたらリンクに関する知識を身につけることができるのか? 大切なのは、英語に触れる際にリンクを意識してみること。
received treatment for...のようなパターンを見たり聞いたりしたら、「自分でも使えるかな?」と自問してみましょう。
このように意識を向けることが、リンクに強くなる出発点です。
この他、単語の使い方に焦点を当てた拙著『5分間英単語』では、よく使われるリンクを集中的に学ぶことができます。
例えば、本書では「lie(うそ)」に関して以下の表現を掲載しています。
クイズ形式にしましたので、どんな語句と結びつくのか考えて空所を埋めてみてください(最初の1文字のみ与えられています)。
She immediately (d ) his lie.
彼女はすぐに彼のうそを見破った
2.
How should I respond when my child tells an (o ) lie?
子どもがあからさまなうそをついた時はどう反応すべきですか?
3.
Participants have to (m ) up their lies on the spot.
〔うそつきコンテストの〕参加者達は、その場でうそをでっち上げなくてはならない
※『5分間英単語』より抜粋