転職についての、あなたのお考えをお聞かせください
○面接官が知りたいのはココ
キャリア志向を知り、当社と方向性が合っているか確認したい
肯定・否定どちらでも良いが、甘さが感じられる話はいらないよ
「自分のキャリアアップのためには、転職に積極的に取り組むべき」、もしくは「転職はよほどのことがない限り避けるべき」といった、応募者自身のキャリアに対する考え方を、面接官はまず知っておきたいと思っています。
その上で、たとえば応募者に外資系企業のように転職を何度でも繰り返すことで地位を高めていく志向があるなら、時間をかけてじっくり人を育てる典型的な年功序列の日系企業にとっては、「お互いに目指すところが違う」となります。
応募者と当社の方向性が合っているかを、面接官は確認したいと思っているのです。
また、今は混乱の時代なので、安定志向が強く転職をネガティブにとらえている若手も多いのですが、「入社さえできれば、後は会社が一生面倒を見てくれる」は、もはや幻想です。
「他にもっと良い会社があるはず」も、同じように幻想です。
「考えが甘い」と思われない回答をすることがポイントです。
○たとえばこういう人の場合
27歳女性、大卒。新卒入社した会社で勤務中。今回は初めての転職で、離職率の低い年功序列型の企業への応募。
【NG!】
「働き方は多様化しています。合わないならどんどん転職すべきです」
→このままだと甘さが残ります。この後、納得のいく説明を展開してください。
【OK!】
「基本的に慎重であるべきと考えております。自分が仕事や社風に合っていないなどのネガティブな思いがきっかけなら、よけいにそう思います。
なぜなら、自分に完全に合う職場や仕事など存在しないし、自らがその組織や仕事に適応することが先決と考えているからです。
また、自己成長や自己実現のために、他社に簡単に移るのもどうかと思っています。
周りの影響を考慮しない行動を私は快く思いませんし、他社でそれが達成できる保証もありません。
私は今回、前職の事業廃止により退職を余儀なくされましたが、転職は今回限りにしたいと思っています」
→転職への慎重なスタンスが明確で、離職率の低い応募企業と方向性が合致していることを予感させます。また、仕事や会社への甘さがないことも伝わってきます。
転職回数が多いことを、どのようにお考えですか?
○面接官が知りたいのはココ
言い訳がましい話は聞きたくないよ
将来に向けて、やる気や覚悟を語れるかな?
転職回数が多いという事実は変えられないので、どう捉えているかを問うものです。
言うまでもなく、回数が多いのは明らかにマイナス評価になります。一概には語れませんが、若手で3回以上なら多いでしょう。
だからといって、一つひとつの退職理由を長々と説明すると、よけいにマイナス印象になります。
転職を繰り返したのが過去の話であることは、面接官も理解しています。
だからこそ、ここは過去をしっかり振り返り、簡潔に自分なりの弁明を述べることで真摯さ、誠実さ、潔さを伝えてください。
その上で、心を新たに応募企業で腹を据えて働く覚悟、たとえば、
「転職は今回が最後と決めております。チャンスを頂ければ、御社で全力を尽くして働きたいです」
といったように、入社意欲、勤労意欲をPRしてください。
○たとえばこういう人の場合
30歳女性、大卒。現在まで4社に勤務。今回は5社目の転職で異業種・同職種への応募。
【NG!】「いや、実は私が働いていた会社は、どこもおかしいところがありまして~」
→他責にして言い訳がましい話を展開すると、悪印象となります。
【OK!】「今回で4回目になりますので、確かに多い方と自覚しています。
すべて自己都合退職ですので、自分本位と見られても仕方がありません。
20代半ばまでは些細なことでも会社に不平・不満を持ち、気に入らないことがあると辞めていました。
この点については、若気の至りとはいえ猛省しています。
30代になり、甘いことを言っている場合ではないことは自覚しています。
御社で任せて頂ける仕事があれば、コピー取りでも社内清掃でも進んでやる覚悟です。
今後はブレることなく、しっかり根を張って働きたいと思っています」
→転職回数の多さについて、年代別に気持ちの変化を述べて、反省の弁につなげています。その後で応募企業でのやる気を語るのは、非常に効果的です。








