夏場に向けてダイエットに取り組む人にぜひ読んで欲しい1冊が『医者が教えるダイエット 最強の教科書』だ。「1ヵ月で痩せました!」「考え方が変わった!」と絶賛の声が続々。大きな支持を集めている。著者は、生活習慣病の専門医・牧田善二氏。最新の医学に基づき、最も効果的なダイエット法を解説した本書から、特別に一部を抜粋して紹介する。

太りやすい人が無意識に口にする「太る食べ物ワースト1」Photo: Adobe Stock

「隠れ糖質」に要注意

「大好きなケーキも我慢して頑張っているのに、体重が落ちません」
「ご飯もパンも麺類もほとんど食べていないのに、どうも効果が得られません」

 糖質制限を行っている人から、こんな相談を受けることがよくあります。

 そこで、数日間の食事内容を細かく教えてもらうと、しっかり糖質を摂っているのがわかります。

 彼らは意外な食品に含まれている糖質を見逃していたり、「これは大丈夫だろう」と勝手に思い込んだりしているのです。

健康的に見えるお惣菜、実は太る原因に

 野菜は総じてビタミン、ミネラル、食物繊維、そして強力な抗酸化作用を持つファイトケミカルが豊富で、糖質制限中に大いに摂って欲しい食材です。

 ただし、ジャガイモサツマイモなどのイモ類、カボチャは糖質がたっぷりなので除きましょう。

 焼き芋やスイートポテトなど甘味を楽しむ食べ方でのサツマイモは、慣れてくれば「糖質の塊だな」とすぐわかるでしょう。

 でも、塩味のチップスのジャガイモ、サラダに入ったカボチャ、煮ころがしのサトイモなどは見落としがちです。

 どのように料理されているとしても、イモ類やカボチャは糖質過多。

 野菜の煮物や肉じゃがなど、家庭的で健康そうな惣菜に、糖質たっぷりの野菜が入っているので注意が必要です。

(本稿は書籍『医者が教えるダイエット 最強の教科書──20万人を診てわかった医学的に正しいやせ方』から一部を抜粋・編集して掲載しています)