テレビなど各種メディアで話題となり、日本人の食生活を変えた90万部超の大人気ベストセラーシリーズ待望の最新刊『医者が教えるダイエット 最強の教科書』が刊行された。20万人を診た糖質制限の名医・牧田善二氏が、最新の医学的エビデンスに基づき、最も効果的なダイエット法をわかりやすく解説する本だ。「食欲をガマンしない」「キツい運動はしない」「お酒を飲んでOK」などダイエットの常識が次々と覆される。本稿では、本書から特別に一部を抜粋して紹介する。
何も考えずに買い物をする人が、必然的に太ってしまうワケ
忙しい現代人にとって、コンビニはもはやライフラインの一部と言えます。
ただ、そこに陳列されているのは、多くが加工食品です。食品メーカーは原材料を加工する段階で、さまざまな食品に糖質を加えます。
もちろん、悪意でやっているのではなく、それによって美味しくなるからです。
だから消費者としては、買うものをしっかり選別していく目を持たないと、必然的に糖質漬けになってしまいます。
コンビニの清涼飲料水は、ほとんどが太る飲み物
まず飲料コーナーでは、ミネラルウォーターや炭酸水、砂糖の入っていないお茶を手に取るようにし、ほかの飲み物はすべてスルーするくらいに割り切りましょう。
100%の野菜ジュースやフルーツジュースが健康にいいという発想は捨てましょう。
エナジードリンクやプロテインなども「体にいいもの」と思って愛飲している人が増えていますが、エナジードリンクは糖質のかたまりであり、プロテインはタンパク質の過剰摂取によって腎臓を悪くします。
これらは、飲む必要などまったくないどころか、飲んではいけないものなのです。
太る食べ物、太りにくい食べ物
弁当コーナーは、すべて炭水化物が多いので避け、具だくさんのサンドイッチを選ぶといいでしょう。
菓子パンや惣菜パンはNG。おにぎりも糖質が多いのでおすすめできません。菓子パンよりはましな程度です。
弁当類を外して炭水化物を減らした分、惣菜コーナーでサラダ、卵焼き、焼き魚、焼き鳥など、糖質の少ないおかずを買い足しましょう。
おでん、フライドチキン、ゆで卵、サラダチキン、豆腐なども上手に利用してください。
インスタント食品では、味噌汁はOKですが、ポタージュなどとろみのつくスープは炭水化物が多いので避けましょう。言うまでもなく、カップ麺は食べてはいけません。
お菓子コーナーには立ち寄らないクセをつけてください。甘いお菓子はもちろん、塩辛いスナックも原材料は小麦粉やイモ類で、太るものばかりです。
(本稿は書籍『医者が教えるダイエット 最強の教科書──20万人を診てわかった医学的に正しいやせ方』から一部を抜粋・編集して掲載しています)