給料袋と建設業の道具写真はイメージです Photo:PIXTA

大手ゼネコンより高給
年収1000万円超の大気社

 ダイヤモンド編集部の大好評企画、年収ランキング。今回は、上場企業の有価証券報告書に記載された平均年収のデータを使って、「年収が高い建設会社ランキング」を作成した。対象は、2021年4月期~22年3月期。従業員数は単体ベースで、50人未満は除外している。

 早速、ランキングを見ていこう。

 1位は鹿島建設で、平均年収は1128.0万円だった。2022年3月期の売上高は2兆797億円、純利益は1039億円と増収増益だった。21年度3月期業績は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて減収減益だったが、売上高は再び2兆円の大台を超えた。

 2位は大気社で、平均年収1033.9万円。同社は主にビル空調や産業空調(工場や研究施設など)の設備設計や施工を行う。また、50年以上前から海外に事業展開し、空調設備事業や自動車塗装プラント事業の施工実績が豊富なグローバル企業でもある。

 3位は大林組で、平均年収1025.0万円。言わずと知れた、スーパーゼネコン5社(鹿島建設、大林組、大成建設、清水建設、竹中工務店)の一角だ。

 と、ここまでは21年と22年に同様の趣旨で実施したランキング(『年収が高い建設会社ランキング2020最新版【トップ5】大手ゼネコン超えの意外な2位は?』『年収が高い建設会社ランキング2021最新版【トップ5】大手ゼネコンより高給、意外な2位は?』)と全く同じ順位だった。ところが今回、4位に“新顔”がランクインした。