転職コンサルが判定「ChatGPTで淘汰される人・生き残る人」の決定的な差Photo:NurPhoto/gettyimages

生成AIが人間の仕事を奪う!?
すでに人員削減が行われたケースも

 今年ももうすぐ半年が過ぎますが、2023年前半にビジネス界を席巻した話題といえば、間違いなくChatGPTに代表される生成AIでしょう。

 ITの世界では一過性の話題で終わるサービスも少なくありませんが、ChatGPTはすでにさまざまな企業で導入され始めています。業務効率の大幅な向上や意思決定の時間短縮が期待されてのことですが、その一方で懸念されているのが「人間の仕事が奪われる」という問題です。

 実際、デジタル広告の分野では生成AIを活用してキャッチコピー等の広告クリエーティブを制作することで、広告クリエーティブの評価を行うディレクター職をゼロにした企業が出てきたと報じられました。

 ただしテクノロジーの進化が雇用に影響を及ぼすとの懸念は、今に始まった話ではありません。すでに10年前の2013年、オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン教授(当時は准教授)が、論文「雇用の未来」で米国の雇用の47%が2030年に自動化される可能性があると指摘し議論を呼びました。

「生成AIの急速な進化に対して人間はどう向き合うべきか」というテーマでは、すでに多くの議論がなされていますが、今回は個人がChatGPTに淘汰されないキャリアをつくるにはどうすればよいかを考えてみます。