【精神科医が教える】
他人の真似をして成功をしようとする人に決定的に欠けていること

誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』（ダイヤモンド社）だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる。Voicy「精神科医Tomyきょうのひとこと」の“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる！

他人の真似をして
成功しようとする人

他人の成功に乗っかって、自分も成功しようとする人っていますよね。

「他人の成功に学ぶ」とか「他人の成功にあやかる」といえば、ちょっと聞こえがいいのですが、要するに"二番煎じ"ということです。

柳の下の泥鰌（どじょう）ということわざがありますが、柳の下でどじょうを捕まえたからといって、いつもそこにどじょうがいるとは限らない。他人の真似をすれば、上手くいくものではないという戒めを込めたことわざです。

二番煎じのちょっとした成功

実際には、他人の成功に乗っかって、同じような類のことをやると、ちょっとは成功を収められることがあります。

だから、真似する人がいるともいえますが、一方で、他人にあやかろうという試み自体、そもそも周りに見透かされてしまいがちです。

そうすると、一生懸命やっても次につながらないし、広い視点でいえば、うまくいかないものです。

自分軸がいちばん強い

結局のところ、成功しようが失敗しようが、自分自身が納得して勝負しようというのが、いちばん強いわけです。

広い意味でいうと、「自分は何をしたいのか」「何を成し遂げたいのか」、そうした自分の根源的なところを見つめ直してみる。

それが見えてきたら、その自分ならではの自分軸で勝負していく。そういう認識が他人の成功に乗っからず、自分の力で成功を収めるコツだと思います。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』（ダイヤモンド社）の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。