「○○年も働いているのに、相応の実績を残せていないのですね?」と面接官に聞かれたら?「○○年も働いているのに、相応の実績を残せていないのですね?」と面接官に聞かれたら?(写真はイメージです) Photo:PIXTA

ミドル世代が転職する際に、ネガティブになってしまいがちな要素の一つとして、マネジメント経験がないことや少ないことが挙げられます。上が詰まっていたりして、実力や実績があってもなかなか管理職に就けない中高年がいることは、転職の面接官も承知しているといいます。約20年間、1万人以上の就職・転職活動を支援してきたキャリアカウンセラーの中谷充宏さんの著作『30代後半~40代のための転職「面接」受かる答え方』(秀和システム刊)から、マネジメント経験が不足しているミドル世代のPRポイントを紹介します。

いい年齢なのに
マネジメント経験がないのですね?

○面接官が知りたいのはココ
類似経験でも良いので、聞かせてほしい
何もないなら、将来に向けて前向きな話を

 ミドルの場合、マネジメントスキルを発揮してほしい求人が多くを占めるので、この手の質問は頻出と心得ておいてください。

 この項目では、応募者に公式なマネジメント経験がないことを前提としているので、この事実をさもあるように語るのは、もちろんご法度です。

 しかし、非公式なマネジメント経験、たとえば職位は平社員や主任であっても、少数単位のプロジェクトリーダーとしてプロジェクトをまとめたといった経験があれば、PRするのは非常に有効でしょう。