心の病気は個性や
特性のひとつ
精神疾患と診断されると、病名がなんであれショックを受けることは容易に想像できますが、悲観する必要はありません。精神疾患は決して不治の病などではなく、適切な治療や心理療法、カウンセリングなどを受けることで、回復する可能性のある病気です。自分の個性や特性のひとつだと前向きに受け止めましょう。
これは、自分の子どもが「発達障害」といった精神疾患の診断を受けたときも同様です。決して悲観的にならず、その子のことを理解することをすすめましょう。
精神科医には、「どんな病気なのか?」「治療方針」「治療期間はどれくらいなのか?」「薬の効果」などをしっかり聞きましょう。特に、自分で判断できない子どものときは、親が判断しなければならないためとても重要です。しっかりと説明を聞いたうえで、自分がどう病気に向き合うかを自分の意思で判断します。
もし、診断名に納得できないときは、セカンドオピニオンも選択肢のひとつです。前述したように、精神疾患の診断は非常に難しく、あいまいであったり、時間の経過とともに診断名が変わったりする場合もあります。症状が似ている精神疾患は多く、さらに併発していたりすると、さらに診断が難しくなりますので、診断に納得できない場合は、別の精神科医の意見を聞いてみることも大切です。