「お金は欲しいけど、仕事はしたくない」「定年まで働くなんて考えられない!」
そんな思いが少しでもあるのなら参考にしたいのが、入社4年目の26歳で経済的自立と早期リタイアを果たした遠藤洋氏の著書『投資をしながら自由に生きる』(ダイヤモンド社)だ。仕事をしながら小型株集中投資によって資産を築いた著者が、「最速でお金から自由になる」ための秘策を伝授! さらに「お金」にも「時間」にも縛られず、好きなことをしてお金を得ながら人生を最大限に満喫する方法を徹底指南する。
※本稿は『投資をしながら自由に生きる』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

【20代で1億貯めた元会社員が教える】<br />高級ワイン「オーパスワン」にみるスモールビジネス“成功の本質”Photo: Adobe Stock

「高級ワイン」にみる
スモールビジネスの本質

【前回】からの続き 米カリフォルニアの「オーパスワン」という高級ワインがあります。1本数万円もするワインですが、その価格は年々上昇しています。

この「オーパスワン」を飲みたいという需要に対するビジネスとして最初に思いつくのは、「オーパスワン」を仕入れて売るということでしょう。

しかし、単にワインを仕入れて売るだけでは、相手の一時的な需要を満たすだけで、継続的な需要を見込める「ストック型ビジネス」にはなりません。

根源的欲求に迫れ!

需要を継続させるには、表面的な需要のさらにその先にある「本当の欲求」を満たす必要があります。

「オーパスワンを飲みたい」という表面的な需要のさらにその先に、「オーパスワンを、ワインの味がわかる仲間たちと一緒に飲みたい」といった欲求が隠れているとします。

継続的な需要を満たせ!

すると、単にワインを仕入れて売るビジネスではなく、「定期的にみんなでワインを楽しむ場を提供する」というビジネスのほうが、より相手の「継続的な需要」を満たすことができます。

表面的な需要の先にある「本当の欲求」を見つけ出して、それを「継続」できるサービスを提供することで、一時的な単発取引で終わるのではなく、継続的に良好な関係を築くストック型ビジネスができるようになります。

※本稿は『投資をしながら自由に生きる』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。