20年以上多くの読者に選ばれ続けてきた大学案内『大学図鑑!』が今年もパワーアップして発売された。現役生・OB・OGら5000人超のナマの声によってつくられた本書は他の大学選びのひとつの手段として選ばれている。本記事では最新版である『大学図鑑!2024』の出版を記念して、内容の一部を抜粋し再編集してお届けする。(本記事は2022年12月時点に執筆した『大学図鑑!2024』をもとにしています)
東京女子大学のキャンパスはどんな雰囲気?
キャンパスは住宅街のオアシスのようだ。JR中央線西荻窪駅から徒歩12分(実際は15分程度)。駅から歩いて、ちょっと足が疲れてきた頃に「あ、森が見えた」と思ったら、そこがキャンパス。春は桜が咲き、夏は芝生の緑が眩しく、秋は木々の葉が色づき、白と水色を基調とした校舎は美しく清楚なイメージ。冬はクリスマスツリーのイルミネーションが幻想的に輝く。
ステンドグラスの美しいチャペルでは、毎朝礼拝が行われ、ときにはパイプオルガンのコンサートなども開かれる。文化庁登録有形文化財に指定された建物が本館をはじめ7棟もあり、新旧が混在した状況だ。
入学後のサークル勧誘と学園祭の時期以外は、男子禁制。受付で名前を書かないと、家族でも門を通れない。キャンパス内に寮があり、独特の伝統を守りながら、それなりに楽しい共同生活を送っている。約61万冊もの蔵書数と750の席数を誇る図書館は、カフェのようなオープンスペース、グループ閲覧室、DVDをゆったりと鑑賞できるソファ席まである。試験期間中は日曜日も開いている。
11号館の学食はリニューアルしてきれいになり、パスタやサラダ、デザートなど女子っぽいものが増えた。メニューにはカロリー表示もされている。2号館のカフェテリアには一人でも気兼ねなく食事ができるお一人さま席がある。
11号館1階では、焼きたてパンや手作り弁当も販売している。購買センターには、書籍や日用品、お菓子、オリジナルグッズなどがそろい、週替わりのソフトクリームが人気。体育館のトレーニングルームにはスポーツジムのようなマシンがあり、空き時間に利用できる。クライミングウォールもあり、ボルダリングを楽しむことも可能。